すみれ色日記

宝塚について思うままに語ります

組は受け継がれている

先日1983年花組の『オペラトロピカル』を観て
花組にこんな時代があったんだと愕然としたのですが、
同時に、
順みつきさんはとても昔の方だ・・・
などの印象を私は持っていたのですが、
この作品に
安寿ミラさんや真矢ミキさんも出ていたりして
そこで、
「あぁ、今につながっているんだなぁ」
と思いました。
たしか、真矢ミキさんのトップの時代に
蘭寿とむさんや壮一帆さんが初舞台で
花組に配属されたのですよね。


今の花組はこれまでの花組の積み重ねです。
花組だけでなくどこの組もそうですが、
なんていうか、つながりを感じました。


組は常に進化しています。
退団する生徒さんもいれば
新しく加わる生徒さんもいます。
トップスターが変わると
組の持ち味も変わり
演目もがらっと変わったりもします。


でも、たとえ生徒さんが退団されても、
トップスターが代わっても、
残っている方がほとんどです。
そしてそれまでの
退団した方たちも含めて
つくりあげてきた舞台があって、
そこに進化を重ねて
また新たな舞台がつくられていきます。
決して突然変異でもなく、
新しいトップスターだけで
つくっているのでもありません。


そう思ったら、今の舞台にも
前に退団した方たちがいるような
そんな感覚にとらわれました。
今の舞台の中にも息づいているのです。
今の舞台は
前の舞台からのつながりで、
その連続性というものを感じました。
(う~ん、なんて言ったらいいのか
 難しいなぁ。 うまく説明できません。)


そう、だから
昔の宝塚があるから今の宝塚があるのですね。
これまでの宝塚歌劇団がなければ
今の歌劇団にはなっていません。
昔は昔ではあるけれど
少しずつ進化しながら今につながっていて、
なので切り離すことはできないし
昔の宝塚も今の宝塚に含まれているのだなぁと。
(しつこい!)


このようなことは
ずっと観続けてきた方にとっては
当たり前のことだったかもしれませんが、
でも、途中ブランクもあったりして
ブツブツと途切れながら観ていた私にとっては
それを実感として思うことがあまりなく、
今回、『オペラトロピカル』を観て
それをに気づくことができたので
あらためて書いてみました。


あ~、なんだか
なんて言ったらいいのかとても難しくて
ちょっとわけの分からない
記事になってしまいましたが、
多分、一番言いたかったことは
前に退団したすべての生徒さん、
もっと大きく言えば
生徒さんだけでなく
宝塚を作ってきたスタッフや
すべてのファンの人たちが
今の今の宝塚の舞台の中にもいるのだ、
息づいているのだ、
ということを感じた・・・
ということだと思います。

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