すみれ色日記

宝塚について思うままに語ります

『凱旋門』『Gato Bonito!!』少し落ち着いた感想

3回観ると落ち着きますね~。
全体もよく分かり、また、ある程度細かいところまで観られるようになりました。


まず『凱旋門』。
今回はジョアンがかわいそうになってしまいました。
ジョアンって「嫌な女」とか「共感できない」などと言われているようですが、もともと私はそういう風にはあまり思わなかったんですよね。


ラビックがいなくなり、この先が見えない不安な時代に、異国で女一人。
だれか優しく手を差し伸べてくれる人がいたら、その人のところにいってしまうのってあるんじゃないかなぁ、・・・なんてね。
私だってそうしてしまうかもしれないもの。
(ただ、哀しいかな、私にはそんな機会は訪れない・・・というだけで・・・。)


そしてラビックが戻ってからもすぐにアンリと別れられなかったのも、これも分かる気がするけどだめなのかな??
優柔不断なところ、分かります。
そうできないのが人間の弱さ。
きっぱりとできる人もいるし、それが正しいと思うけれど、そういう人はすごいなぁと思います。


で、どこがかわいそうと思ったかというと、ラビックがアンリの影があるジョアンを責め立てるところ。
ラビックの怒るわけ、言っていることは分かるのだけれど、力関係からいってラビックが上にあるように見え、分かってもらおうとするジョアンをラビックが強く責め立てるのが、見ていてちょっとつらくなりました。
(今思うと、ラビックは責めているのではなく苦悩していたのかもしれません。でも、そのときは責めているように感じました。)


そして今回観てみて、あらためてこの話は二人の愛の話なんだなぁと実感。
このつらい時代に出会った二人。
轟さんの体からにじみ出る愛と苦悩が伝わり、さすが轟さんだと思いました。


あと、美穂圭子さんがすばらしかったです。
特に終盤の熱演、熱唱。もう素晴らしかったです!
目が離せなくなり、最後はほとんど美穂さんを観ていました。
美穂さんはこの学年になってもとても美しく、また美声を保っていて、本当にすばらしいと思います。
(素晴らしいしか言えない。)


このお話は、「さぁ闘うぞ~」などの「うわぁ~」という盛り上がりがあるわけではないのですが、内におさえた中から私たちの心にじわ~と何かうったえかけてきて、熱い感動を与えてくれます。
出演者の皆さん一人一人が役の大きさに関わらず、力を合わせてこの作品をつくりあげた結果ですね。


それとちょっと余談ですが、ボリスの最期の衣装はあまりにも地味過ぎないかしら?
トップさんなんだしもう少しきれいな衣装を着せてあげてもいいんじゃないかなぁ、なんて思ったりしました・・・。



『Gato Bonito‼』は、盛りだくさんで楽しかったです。


ただ、これはどの組にも言えることなのだけれど、いわゆる路線(っていうのですか?)の男役さんが何度も登場するのですよね。
これって観ている方は楽しいことは楽しいのですが、もう少し他の方々も前に出してほしいなと思うのです。


いつも、途中、あるいは最後に残るのは路線の人たち。
でも、時にはそうでなくてもいいんじゃないかしら。
銀橋をわたってもいいし。


今回、久城さんや真那さんで一場面ありましたが(これでも物足りない)、それ以外の方ももっと普通に前面に出てほしいです。
(もしかしたら出ているのを私が見落としている可能性もありますが。)


若い人を抜擢してスターとして育てていくのもいいですが、そうでない別の若手の方や中堅の方たち、たとえば私の分かる範囲だと真地さんとか叶さんとか、諏訪さんや橘さんなど(他にもたくさんいますが)、とてもがんばっている印象があるので、もう少し活躍させてあげてほしいなぁ、なんて思います。
あと、もう少しいろいろな娘役さんも゛じっくり″みせてほしいな~。


感想:雪組『凱旋門』(東京宝塚劇場) - すみれ色日記
感想:雪組『Gato Bonito!!」(東京宝塚劇場) - すみれ色日記
雪組『凱旋門』:二回目感想 - すみれ色日記
雪組『Gato Bonito!!』:二回目です - すみれ色日記



×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。